クレジットカード会社が発行する法人カードに付帯する法人ETCカードを一般的に法人ETCカードと呼びます。高速情報協同組合もクレジット機能のついていない法人ETCカードも存在します。こちらは、クレジットカード会社の審査に通らない方が使用する法人ETCカードであり、一般的ではありません。今回はクレジットカード会社が発行する法人ETCカードについて紹介をします。
クレジットカード会社が発行する法人ETCカードについて
クレジットカード会社が発行する法人ETCカードですが、法人ETCカードのみを発行しているわけではありません。法人カードという法人専用のクレジットカードを発行して、それに付帯するETCカードとして、法人ETCカードが発行されます。
法人カードを発行できるのは、法人経営者や個人事業主など発行することができ、個人が使用する一般のクレジットカードとは異なり、法人名義の銀行口座からお金を引落すことができます。
法人カードを持つメリットは、物品を売買する個人事業主にはあてはまるのですが、ビジネスとプライベートで使用する口座を完全に分離することができます。つまり、会社の経費として物品を購入するときに、経費支払いのためのクレジットカードです。
法人ETCカードの親カードの法人カードにはクレジット機能があります。有料道路を利用してETCレーンを通過することで、自動的に法人カードに登録している口座、つまり、法人名義の銀行口座から通行料金が引落されることになります。
クレジットカード会社が発行する法人ETCカードにより、仕事で車を利用する社員の手間を省くことができます。高速道路の通行料金はすべて経費として支払うことができ、経理処理の簡素化につながります。
クレジットカード会社が発行する法人ETCカードと審査
クレジットカード会社の発行する法人カード、法人カードに付帯して発行される法人ETCカードは、付帯して発行されますので無料で手に入れることができます。さらに、ETCを使用すれば自動的に法人カードの登録口座から引き落としができますので便利です。
ただし、個人向けのクレジットカードよりも発行のための審査が厳しいので、発行の難易度は高いといえます。クレジットカード会社により審査の内容が異なるという点も法人カードの面倒な点です。
審査については、法人の倒産などがありますので、個人よりもクレジットカード会社が貸し倒れにあうリスクが高くなります。そのため、クレジットカード会社は個人よりも法人の審査を厳しくします。
法人ETCカードは、法人カードに付帯するものですから、法人カードが発行されなければ入手も無理です。ただ、前述したように審査基準はクレジットカード会社により異なります。1社の審査に落ちたらすなわちすべてのクレジットカード会社の審査に落ちるというわけではありません。
すべてのクレジットカード会社の審査に落ちた場合、高速情報協同組合のような高速道路会社が発行する法人ETCカードがあります。一時しのぎとして利用して、法人として実績を積んで再度クレジットカード会社の審査を受けるといいでしょう。
まとめ
クレジットカード会社の法人カードを作り、それに付帯してついてくるのが、法人ETCカードが一般的な法人ETCカードです。
法人カードを作るためには、審査を受ける必要があります。審査については、クレジットカード会社により異なる基準があります。