ETC車載器を購入した場合、また中古でETC車載器を手に入れた場合、さらにナンバープレートを変えた場合など、必ずセットアップというものをしなければなりません。このセットアップをすることのできるお店というのは限られている上、2種類あります。今回はセットアップ店について紹介をします。
セットアップをしないと?
ETC車載器は、必ずセットアップというものをしなければなりません。このセットアップを怠れば、ETCカードを車載器へ挿入しても、ETCレーンを利用することはできません。
また、他人からETC車載器を譲ってもらった際もセットアップをしなければならないのです。ETC車載器は1台の車につき1台と決まっており、共有をすることは不可能です。ETCカードが、そのカードの名義人しか使用することが出来ないのと同じです。
ETC車載器を譲ってもらい、そのまま再セットアップをしなければ、ETC利用規程違反となります。法的な罰則はないのですがETCシステム利用停止することがあります。
ただし、ETC車載器を譲ってくれた人の車が軽自動車である場合、再セットアップをせずに普通車で利用し続けると、これは罰金などを課せられることがあります。
セットアップ店
ETC車載器ですが、セットアップをするためには、登録店にてセットアップをする必要があります。登録店でなければ、セットアップをすることができませんし、もちろん個人でのセットアップというのは不可能です。
セットアップ店に関しては、車の販売やカー用品を販売している店では、セットアップを行なってくれますので、そこまで悩む必要というのはないでしょう。ただ、インターネットなどでETC車載器を購入した場合は、セットアップ店へ行く必要があります。
そして、セットアップ店は2種類あり、オンライセットアップ店とオフラインセットアップ店です。現在、オフラインセットアップ店に行く方が珍しいのですが、いまだにありますので注意をしましょう。
なぜ、注意をするのかといえば、オンライセットアップ店なら即日でセットアップ作業が終わりますが、オフラインセットアップ店の場合、情報発行元と登録店の間でセットアップ情報の申請をFAXや宅配便で行いますので、セットアップが完了するまでに1週間近く時間がかかるのです。
ETC登録店とETC2.0登録店
近年の注意点として、ETC登録店とETC2.0登録店の2種類の存在です。
ETC2.0車載器というのは最新の車載器でETCとDSRCという2つのセットアップが必要になります。これらは一緒にセットアップをしなければならないので、別のお店で1個ずつセットアップをすることが出来ないのです。
そのため、ETC2.0車載器を購入した場合、ETC2.0登録店にてセットアップをしてもらう必要があります。このETC2.0登録店であるのなら、ETC車載器のセットアップをすることもできますから、問題はないのですが、その逆はできません。つまり、ETC登録店で、ETC2.0車載器のセットアップをすることが出来ないのです。
まだまだ、ETC2.0登録店の方が少ないので、こちらの方は事前に調べておきませんと、複数の登録店を見て回る必要が出てきてしまうのです。確実にセットアップをしたいのなら、ETC2.0登録店をしてくれるオンライセットアップ店を見つけましょう。
ちなみに、バイクにもETC2.0車載器があるのですが、これのETC2.0登録店の数は少ないので、事前の調査というのがさらに必要となります。
ネットで調べればすぐにわかりますので、セットアップ店へ行く前のひと手間として、調べておいて損はありません。
まとめ
ETC車載器はセットアップをする必要があります。セットアップをしなければ、ルール違反となり、ETCレーンの利用を拒否される可能性があります。
そのセットアップをする店は、オンライセットアップ店、オフラインセットアップ店の2種類があります。さらに、ETC2.0車載器を取り扱うことのできるETC2.0登録店とただのETC登録店があります。
ETC2.0車載器を取り付ける場合、ETC2.0登録店でなければ、セットアップをすることができませんので、ETC2.0登録店の利用をする必要があります。
ネットで調べることができるので、事前に調べておくことをおすすめします。