法人ETCカードを作る場合、クレジットカード会社か高速道路会社の2種類に大きく分けることができます。お得なのはクレジットカード会社の法人カードを発行しそれに付帯する法人ETCカードを利用する方がお得でいいでしょう。しかし、高速道路会社の法人ETCカードにもメリットはあります。今回は高速道路会社の法人ETCカードのメリットを紹介します。

高速道路会社(高速情報協同組合)とは?

高速道路会社とは、高速情報協同組合ですが、これは平成5年に設立された事業者向けの自動車燃料や高速料金等の団体サービスを一括して行う組合のことを指します。

この高速情報協同組合で特に有名なのが、法人・個人事業主専用のETCカードを発行する点です。

高速道路会社が発行する法人ETCについて

高速情報協同組合が提供する法人・個人事業主専用のETCカードの特徴として、銀行引き落とし型であるという点です。そのため、クレジットカード会社が発行する法人カードに付帯する法人ETCカードとは異なり、発行のためには審査を必要としません。

そのため、比較的に簡単に法人ETCカードを作ることが出来ます。そのため、法人カードの審査に通過できるのか不安な、独立・独立間もない、法人・個人事業主の方であっても申込むことで簡単に作ることができるメリットがあります

もともと、高速情報協同組合の法人ETCカードは、法人ETCカードの審査に、法人・個人事業主が通らないという不満を解消するために作られたカードになりますので、法人カードを利用することができない場合の最後の手段ともいます。

法人ETCカードには4つの種類

  • 法人ETCカード
  • 首都・阪神高速道路ETCカード
  • ETC法人ブラックカード
  • 法人ETCカード(マイレージ付き)

法人ETCカード

法人・個人事業主専用で、どの地域、どの職種でも利用することのできるETCカードです。

割引として、休日・深夜に30%オフになります。

カード発行手数料として、1枚540円がかかります。

複数枚の発行が可能ですが、利用料金に手数料として5%がかかります。

首都・阪神高速道路ETCカード

これは、首都・阪神高速用のETCカードです。

割引が30~50%あります。

カード発行手数料として617円がとられ、1台に付き1枚しか利用することができません。いわゆるETCコーポレートカードです。

ETC法人ブラックカード

法人・個人事業主向けのETCカードです。

割引として休日・深夜に30%オフになります。

カード発行手数料として540円がかかります。また、利用額に応じて5%の手数料がかかります。

内容的には、普通の法人ETCカードと同じです。

法人ETCカード(マイレージ付き)

法人・個人事業主向けのETCカードです。

割引は、休日・深夜30%オフ、朝夕割引50%オフになります。

貯まったマイレージを高速利用料金にすることも可能です。カード発行手数料として540円がかかります。また、利用額に応じて手数料が5%かかります。しかし、30%オフ、50%オフがありますので、時間帯を工夫して利用することで、一番メリットの大きい法人ETCカードになるといえます。

まとめ

法人ETCカードについては、クレジットカード会社が発行する法人カードに付帯する法人ETCカードを利用することで手に入れる、法人ETCカードの方が利便性は高くなります。しかし、法人カードの審査が厳しいので、高速情報協同組合が審査を必要としない法人ETCカードを作りました。

  • 法人ETCカード
  • 首都・阪神高速道路ETCカード
  • ETC法人ブラックカード
  • 法人ETCカード(マイレージ付き)

この4種類が法人ETCカードですが、首都・阪神高速道路ETCカード以外は、クレジットカード会社が発行する法人ETCカードのように利用することが可能です。ただし、発行は有料であり、毎月利用額に応じて5%の手数料が余分に発生してしまいます。