法人ETCカードの審査については、クレジットカード会社が発行する法人カードに付帯する法人ETCカードについては、法人カードの審査を受けて通過する必要があります。高速情報協同組合や高速道路会社の法人ETCカードの審査について、今回は紹介します。
法人ETCカードの審査
クレジットカード会社が発行する法人ETCカードを手に入れるためには、法人カードを、まずは手に入れて、その追加カードとして法人ETCカードを発行します。
法人カードを手に入れるためには、クレジットカード会社の審査を受ける必要があります。クレジットカード会社の審査については、クレジットカード会社ごとに異なります。異なるとはいいましても審査の難易度が異なるだけであり、審査する項目というのは決まっています。
基本的に、法人カードを発行しても損をしないとクレジットカード会社が判断すれば、法人カードを発行してもらえます。損をしないとは、たとえば医者や弁護士のような国家資格を持っていないと仕事をすることがでず、一定の需要が日本全国にあるような業種ならば、安定した経営を期待することができます。
また、事業歴が長ければ安定した収入があると考えられます。法人の場合、設立後3年で7割の法人が倒産をしますので、3年以上経営をしていれば、法人カードを発行しても貸し倒れする危険性は少なくなります。
ただ、安定した経営をおこなっていても、以前に倒産、自己破産などの金融事故を起こしていれば、法人カードの発行は厳しくなります。法人カードの審査に通らなければ、追加カードの法人ETCカードは発行されません。
高速道路会社の法人ETCカードの審査について
高速情報協同組合が有名ですが、高速道路会社の発行する法人ETCカードには、審査がありません。法人・個人事業主であれば、出資金を支払うことでほぼ100%、法人ETCカードを発行してもらえます。
審査がない理由
高速情報協同組合などの高速道路会社は、出資金を発行前に入金するシステムを採用しています。この出資金があれば、仮に法人ETCカードを使用した後に支払ができなくなったとしても出資金がありますので、貸し倒れのリスクを高速道路会社はほとんどありません。支払不能、滞納となっても出資金を切り崩して損失に充てることができます。
そのため、クレジットカード会社のように厳しく審査をする必要がありません。
以前に金融事故を起こして法人カードの発行ができない、事業歴が短くどこのクレジットカード会社の審査に通らない、不安定な経営状態の場合はクレジットカードのメリットがなく月々に支払う費用は増えますが確実に法人ETCカードを作ることのできる高速道路会社が良いでしょう。
高速道路会社で法人ETCカードを作り、事業歴を長くしたり、信用情報がリセットされるまでの期間は高速道路会社の法人ETCカードを使ったりしてしのぎましょう。
クレジットカード会社の審査に通り法人カードを手に入れた後は高速道路会社の法人ETCカードを解約すれば、出資金は返金されますので損はないでしょう。
まとめ
高速道路会社、特に高速情報協同組合が有名ですが、ここが発行する法人ETCカードには審査がありません。申込みをして出資金を支払うことで法人・個人事業主ならば法人ETCカードが発行されます。
出資金がありますので高速道路会社は、貸し倒れのリスクがなく、審査をする必要なく法人ETCカードを発行できます。そして、高速道路会社の法人ETCカードを解約すれば出資金は返金されますので損はありません。