クレジットカード会社が発行する法人ETCカードの方が、優れているといわれていますが、どのような点で、高速道路会社が発行するETCカードより優れているのでしょうか。今回はクレジットカード会社が発行する法人ETCカードと高速道路会社が発行するETCカードを比較してみましょう。
クレジットカード会社が発行する法人ETCカード
ETCカードを個人で使用する場合でも、クレジットカードに付帯された追加カードとしてETCカードを発行します。法人ETCカードについても、同じようなものであり、法人名義のクレジットカードである「法人カード」に追加カードとして、法人ETCカードを追加するのです。
法人ETCカードを利用して、ETCレーンを通過して利用した場合、親の法人カードの登録口座から引き落としがおこなわれます。これは、ETCを利用する場合には決済システムが必要なので、決済手段のクレジットカードト同時にETCカードを発行するのです。
法人カードの種類ですが、20種類ほどあります。つまり、ほとんどのクレジット会社で法人カードを発行することができ、発行をすれば、法人ETCカードも発行することができます。もちろん、法人ETCカードに特別な機能があるわけではありませんので、法人ETCカードを比較する場合、親カードにあたる法人カードの機能や特典を比較して選ぶことになります。
高速道路会社が発行する法人ETCカード
高速道路会社が発行する法人ETCカードは、高速動労情報共同組合などの組合組織が発行するETCカードです。
クレジットカード会社が発行する法人ETCカードと異なる点として、出資金の存在です。この出資金は退会時に返還する形をとっています。もし、請求書を出しても通行料金が支払われなかった場合、この出資金から支払われる仕組みになっています。また、高速道路会社が波高する法人ETCカードにはクレジットカードの機能が無い、ETC機能のみのETCカードです。
クレジットカード会社が発行する法人ETCカードが優れている理由
法人カードの審査に簡単に通るのであれば、完全無料で発行することのできるクレジットカード会社の法人ETCカードが金銭的にメリットはあります。また法人カードに付帯される法人ETCカードを利用すれば、法人カードにはポイントが貯まります。
また、保険として海外旅行保険などが付いているなどのメリットもあります。
つまり、クレジットカード会社が発行する法人ETCカードに関しては、業務で複数台の車で使用すれば使用するほどに、親カードである法人カードを持っている経営者にポイントが貯まります。これに関連した話ですが、クレジットカード会社が発行する法人ETCカードは、発行枚数が無制限であり、無料で法人ETCカードを作ることができますので、従業員がETCカードの取り合いをするということもなくなり、比較的ポイントが貯まりやすいといえます。
しかしながら、法人カードには審査があります。この審査に通過しなければ法人カードを得ることができません。もし、何度も審査に落ちるようでしたら、審査のない高速道路発行の法人ETCカードしか利用することができません。
まとめ
クレジットカード会社が発行する法人ETCカードの優れている点は下記のものです。
- 完全無料での発行
- 法人ETCカード自体は発行枚数が無制限のものがある
- 種類が豊富にある
- 法人カードには旅行傷害保険、優遇サービスといった付帯サービスがある
- 出資金を支払う必要がない
- WEB画面で管理ができる
これらのメリットがあります。