法人ETCカードを作るメリットの1つに社員の管理がしやすいというものがあります。規模が大きくなれば、社員1人1人を管理することが難しくなります。運送の仕事をする場合、多くても3人1組での移動となりますので、サボろうと思えばサボることが可能です。逆に人数が足らない場合、気付くことが難しくなります。今回は、法人ETCカードで社員の管理が便利になる点を紹介していきます。

経費の管理と社員の管理

小規模の企業であれば、従業員の管理は難しくありません。基本的に人数が足りませんので、商品の販売をおこなうにしろ、商品を輸送するにしろ、サボっていれば必ずバレます。また、草創期の企業であれば、従業員と経営者の距離は近いので、従業員が大きな不正をして経営者や企業に多大な損害を与えるケースは少ないでしょう。

しかし、企業の規模が大きくなり従業員の人数が増えてきますと、従業員と経営者の距離というのが離れていき、経営者は従業員1人1人まで管理することは不可能になります。経営者の目が届かなくなると、従業員の中には不正を働くものが出てきます。

特に、運送業では決まった時間に決まった場所に商品を届ければ、そのほかの時間は、何をしていてもばれないのです。また、会社の車で営業と称して外回りしている人も同じです。経営者の見ている前で真面目にふるまっていれば、特に疑念を持たれることはありません。

キャパオーバーの発見も容易

キャパオーバーを発見するにも法人ETCカードは利用できます。

トラック1台で商品の輸送をする場合、他県まで商品を届けるわけでもないのに頻繁にETCを利用するのであれば、すでにトラック1台での商品輸送のキャパシティーをオーバーしている可能性があります。

企業の規模が大きくなる、たとえば、新しく店舗を出店する場合に良くみられる輸送能力の限界という問題ですが、中々社内では問題に上がりません。なぜなら経営者の目が行き届かないので管理が難しいのです。また、新規にトラックの購入、人員を雇う必要がありますので決定までには時間がかかります。

ETCを利用して、高速道路を使い移動しなければならない程の過密スケジュールを強いた場合、従業員が辞めるか事故が起きるか、トラックが寿命を迎えるなどの原因で確実に問題が起き破たんの原因になります。

法人ETCカードを作り配布

法人ETCカードを作り配布することで、いつ、どこで、いくらの交通費(高速道路使用料)が発生したのかが分かります。しかも、まとめてデータとして渡してくれます。

ETCコーポレートカードとは異なり、法人ETCカードであれば社員1人1人に配布することもできます。ETCカードが社員の数だけあれば、高速道路の通行記録を管理することができます。誰がどこでETCカードを利用したのかがわからないというデメリットを防ぐこともできます。

輸送能力の限界を知ることもできますし、逆にサボっていることもわかります。企業の規模が大きくなるときには必ず問題になるのが輸送能力と従業員のサボりや不正です。これらを防げます。

また、クレジットカード会社が発行しているものであれば、経営者の持つ親カードにポイントが貯まりますので、かなりの額のキャッシュバックになるでしょう。

まとめ

企業の規模が大きくなるとき、たとえば、新しく店舗を開店させたときなど、自社で商品を配送している場合問題になるのが輸送能力のキャパオーバーです。そして、従業員の数が増えることでサボる従業員も出てきます。

輸送能力が限界を超えているのに酷使し続けると大きな事故や大量離職に繋がります。このような問題は、法人ETCカードを渡すことで、高速道路の利用状況が一目瞭然になりますので、事前に発見できる可能性が大きくなります。