fujitsu_ten_symbol_red_web富士通テン株式会社は、富士通グループに属して、カーナビやカーオーディオの大手メーカーとして非常に有名ですが、富士通テン株式会社はETC車載器も製造しています。同社は「ECLIPSE(イクリプス)」のブランド名として有名ですが、トヨタ自動車(デンソー)とも資本関係の深い企業の1つです。今回は、富士通テン株式会社のETC車載器について紹介をします。

富士通テン株式会社

富士通テン株式会社は、1972年(昭和47年)に設立した企業であり、電気機器を販売している大手の富士通グループに属する企業です。

カーナビ、カーオーディオの大手メーカーであり、「ECLIPSE(イクリプス)」のブランド名で販売を行なっています。2016年に資本比率を富士通・デンソー間で交換し、デンソーの傘下となる基本合意をしました。

関係ありませんが、スバルなどで有名な富士重工株式会社と富士通グループ、富士通テン株式会社は一切関係ありません。余談のついでですが、富士重工株式会社も以前は純正のETC車載器を開発していました。自動車製造のノウハウを活かして多彩な純正ETC車載器を提供しており、スバル純正のカーナビとの相性の良さから、スバル愛好家であるスバリストからは人気がありましたが、現在はデンソー、三菱、パナソニック、クラリオンから発売されているETC車載器と互換性があり、スバル各車のETC車載器として、富士重工のホームページでも紹介されています。

富士通テン株式会社の純正ETC車載器

富士通テン株式会社のETC車載器に関しては、現在2種類の機種が販売されており、2種類ともアンテナと本体が分離している3ピースタイプのもので、これは音声機能が付いています。

特徴としては、ETCカードが確実に挿入されているのかを音声によって知らせてくれる上、アンテナ部分にETCカードの挿入がきちんと行われているかを一目で確かめることができるよう、ETCカード挿入検知用のLEDライトが付いています。

このように純正ETC車載器には、2重の安全策が施されていますので安全にETCゲートを通過することができるようになっています。

また、ETCカードの有効期限も音声でお知らせしてくれますので、ETCカードの挿入し忘れによって起きる、ETCゲートでのヒヤリはっと体験を回避することができるでしょう。

DSRC113

DSRC113が現在販売されている、ETC車載器の中ではもっとも新しく、最新のETCであるETC2.0対応車載器となっています。そのためITSスポットから送られてくる渋滞情報や事故情報、災害情報などをカーナビと連動させることで、カーナビの画面に運転支援情報が表示されます。

また、見通しの悪いカーブの先の状況をお知らせしてくれたり、合流の手前で事前に車両の存在などを知らせてくれるなど、安全運転の助けになり、事故防止に一役買うことでしょう。

将来的には、ITSスポットからの情報を受信することのできるETC2.0車載器にすべての車載器が移行するので、購入をするのであれば、DSRC113の方がいいでしょう。

メーカー希望小売価格は税込み48,600円なので、少し手が出しにくいのがネックといえます。

ETC111

カーナビに連動することができますが、DSRC113とは異なり、こちらはETC2.0対応車載機ではありません。

ECLIPSE(イクリプス)のカーナビの特徴として、毎月自動で最新の地図に更新されますので、新規に開通した高速道路や細い道まで網羅してあり、人気のカーナビなのですが、そのカーナビにETC111は連動することができる、富士通テン株式会社の純正ETC車載器です。

旧モデルのカーナビと連動させる際には、別売りのETC用の変換コードの購入が必要になります。

希望小売価格は税込で24,990円となっていますが、購入するのであれば、DSRC113の方がETCカードでの割引率も高いのでおすすめです。

まとめ

富士通テン株式会社のETC車載器は、ETC2.0対応車載機と非対応の車載器の2種類が純正製品としてあります。

特徴としては、アンテナ部分にETCカードの挿入検知用のLEDライトがあるうえ、ETCカードの有効期限を音声案内してくれますので、ETCカード関係から起きるETCゲートでの事故を防ぐことが可能でしょう。

ECLIPSE(イクリプス)は人気のカーナビなので、純正のETC車載器の方が、利便性があります。