三菱重工株式会社は、日本最大の機械メーカーであり、三菱グループの三菱東京UFJ銀行・三菱商事とともに三菱グループ御三家と呼ばれている企業です。主力製品に関しては、船舶、エネルギー関連機器、産業機械、航空機、ロケットなどがありますが、ETCシステムに関しては三菱グループ内で三菱電機と競合しています。2015年11月1日付けITS事業を三菱重工メカトロシステムズ株式会社に移管をしましたが、三菱重工株式会社はETC車載器メーカーの1社であることは間違いありません。今回は三菱重工株式会社のETC車載器を紹介します。
三菱重工株式会社
三菱重工株式会社は、三菱東京UFJ銀行、三菱商事と並び、三菱グループ御三家の一角であり、三菱金曜会及び三菱広報委員会に属しています。設立は1950年(昭和25年)であり、製品数は700を超え、「機械のデパート」とも呼ばれています。
主力製品に関しては、船舶や護衛艦、戦車、エネルギー関連機器、産業機械、航空機、戦闘機、ロケットなどなどです。兵器製造の分野に関しては防衛省への納入実績第一位の企業であり、世界では21位と日本ではトップの軍需企業でもあります。
三菱重工はグループ内の三菱電機と競合してエアコン、そしてETCシステムの製造を行なっていましたが、ITS(高速道路情報システム)事業やETCシステムの事業は、2015年11月1日付けで、これらの事業を三菱重工メカトロシステムズ株式会社に移管しています。
移管したのですが、三菱重工メカトロシステムズ株式会社が販売しているのは、三菱重工製のETC車載器である「MOBE」となります。
三菱重工とETC車載器
三菱重工はETCシステムの製造のみならず、ETC車載器の製造や販売、開発もおこなっています。
三菱重工グループはETC車載器のパイオニアであり、国内のみならず1998年から海外向けの電子道路課金システム(ERP)用の車載器も出荷しており、2013年の時点で国内外にて10年以上、約650万台の販売実績を持っています。
ETC車載器だけではない三菱重工グループ
三菱重工グループでは、有料道路・駐車場などの料金収受システムの設計から施工までを一貫しておこなっており、納入実績はトップメーカーとして広く海外にも輸出しています。
またETCや、電子道路課金システム(ERP)でも、世界に先駆けて開発に取り組み、シンガポール、マレーシアやタイへの納入実績があります。
ETCを安全に利用できるようにテストコースを設置して、日々研究をしており、培った技術力と経験から非常に安心をできるETC車載器を販売しています。
MOBE-700
以前は、アンテナと本体が一体化している2ピースタイプや、アンテナと本体が分離している3ピースタイプなど幅広く販売をしていましたが、現在では、3ピースタイプのMOBE-700以外はすべて生産が終了しています。
MOBE-700のボディーカラーバリエーションに関しては、ブラックトネイビーブルーの2種類ですが、三菱重工グループのETC車載器は上質なカラーバリエーションが魅力であり、デザインの良さと、コストパフォーマンスのよさから、口コミなどではおおむね好評価のETC車載器です。
配線がACC電源とアース・アンテナ線だけなので、取り付けに関しても非常に簡単であり、取り付けに関しては自分ですることが可能です。LED内臓アンテナに関してもアタッチメント不要で簡単に設置することが出来ます。
また、MOBE-700の特徴として、カードの挿入口が光りが輝くラインイルミネーションが特徴としてあり、カードの挿入位置やETC車載機の状態が一目でわかります。また、ETCカードの有効期限を音声案内してくれますので、カードの挿入忘れというのは心配ないでしょう。
クラリオン株式会社製カーナビゲーションの特定機種との連動が可能です。
まとめ
三菱重工株式会社はETCシステムから軍需産業まで幅広く展開をしている日本を代表する企業の一社であり、三菱グループ御三家の一角です。ETC車載器などの事業は三菱重工グループの三菱重工メカトロシステムズ株式会社に移管されていますが、三菱重工製のETC車載器は販売されています。
シンプルなデザインでありつつも高級感があり、取り付け安さから人気のあるETC車載器となっています。