パイオニア株式会社は、日本国産初のダイナミックスピーカーを開発したオーディオ御三家と呼ばれるほどの企業ですが、その優れた技術力とブランド力を活かし、カーナビ・カーオーディオなどの開発販売も行っています。もちろんETC車載器に関しても独特のラインナップを誇っています。今回は、ETC車載器メーカーとしてのパイオニア株式会社を紹介していきます。
パイオニア株式会社
パイオニア株式会社は、1937年(昭和2年)に日本国産初となるダイナミックスピーカーを、創業者の松本望が自身の手で開発したことに始まり、設立は1947年(昭和22年)の老舗です。オーディオ御三家と呼ばれており、スピーカーのパイオニアとして非常に有名な電気機器大手メーカーです。
さて、パイオニア株式会社ですが、carozzeria(カロッツェリア)というブランド名にて、カーナビ、カーオーディオなどの製造もおこなっており、その中にETC車載器もあります。
四輪車専用のETC車載器を販売しており、現在のところ二輪車専用のETC車載器の販売はおこなっていません。
パイオニア株式会社のETC車載器
パイオニアのETC車載器の特徴として、アンテナが小型で軽量である点です。そのため、ルームミラーなどの裏に目立たないように取り付けることが可能で、ETC車載器本体もコンパクトなので運転席周辺やコンソール内に取り付けることができ、車の内装にこだわる方なのであれば、非常におすすめです。
もう1つの特徴が、12V対応の普通車からトラックなどの24V対応の大型車まで利用することができる点です。
また、パイオニアのサイバーナビや楽ナビと接続することで、ETC利用履歴表示や前払い料金残高通知のサービスを受けることができ、すべて音声ガイド付きになっています。
ND-ETCS10
パイオニアのETC車載器である、ND-ETCS10はカーナビがなくてもETC2.0サービスを受けることができるETC車載器です。
ETC2.0車載器に関しては原則してETC2.0対応カーナビと連動させることで、自動料金支払いのみならず多彩なサービスを受けることができる次世代のシステムですが、ND-ETCS10に関してはETC2.0のサービスである渋滞回避支援から、安全運転支援、そして災害時の情報支援をETC車載器本体が音声で案内してくれます。
また、ETCカードの挿入や読み込みエラーに関しては、音声メッセージのみならず、LEDランプの点灯にて知らせてくれますので、ETCカード未挿入から起きるETCレーンでのトラブルを回避できる可能性が高くなっているといえます。
ND-DSRC3
ND-DSRC3もETC2.0車載器ですが、こちらはカーナビと接続することで、連動して情報提供サービスを受けることが出来ます。その情報サービスに関してはカーナビの画面に映りますので視覚的にわかりやすくなります。
渋滞回避支援から、安全運転支援、そして災害時の情報支援などETC2.0車載器ならではの多様な運転支援サービスがあります。
carozzeria(カロッツェリア)ブランドのカーナビをすでに持っている場合、カーナビト連動するための接続ケーブルがあれば、すぐに連動させることが出来ます。
carozzeria(カロッツェリア)と三菱製ETC車載器と連動可能
carozzeria(カロッツェリア)ブランドのカーナビを持っている場合、一部の三菱製のETC車載器ならカー用品店で販売されている対応ケーブルを購入することでcarozzeria(カロッツェリア)のカーナビと連動することが可能です。
これは、パイオニアのETC車載器は三菱製なのでできる裏ワザなのですが、carozzeria(カロッツェリア)を持っているのであれば、前項で紹介したパイオニアが販売しているETC車載器を取り付けたほうが、トラブルにはなりません。
まとめ
パイオニア株式会社は、自社の得意分野に集中して商品を販売しているのですが、ETC車載器やカー用品に関しても、パイオニア株式会社の製品は非常に人気があります。
ETC車載器の本体やアンテナは小さいので、車の内装にこだわるという方には、おすすめであり、あらゆるタイプの車に取り付けることができるなどメリットが多くなります。
また、カーナビを持っていなくても、ETC2.0のサービスを受けることができる点、音声ガイドなどにこだわっているのであれば、パイオニア株式会社のETC車載器がいいでしょう。